宗田がつお(ソウダガツオ/メジカ)

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宗田がつお

宗田がつおってどんな魚?

宗田がつおは、土佐清水では「メジカ」の呼び名で親しまれているマルソウダガツオのこと(目と口の距離が近いからとの説があります)。スズキ目サバ科ソウダガツオ属に分類される回遊魚です。
昔から日本料理に欠かせない和出汁に使用される「宗田節」の原材料として利用されてきました。一般的には、鰹節の原料だと認識されている方も多いですが、そのまま食べても非常に美味です。

“カツオ”と呼ばれる魚は主に4種類

カツオ

見た目・生態

最も一般的な「鰹(カツオ)」は背中は青黒く、腹部が銀白色、ヒレや尾は鋭い三角形。暖かい海域に生息し、沿岸から沖合を群れで移動しています。

用途

高知県の名物「鰹のタタキ」はもちろん、刺し身や煮付けなどでも食されます。春の「初鰹」はさっぱりした後味で、秋の「戻り鰹」は脂が乗ってこってりとした味わいが楽しめます。

スマガツオ

見た目・生態

背中が青く、縞模様が特徴で、カツオよりも大型で1mを超えるものも。生息場所はカツオ同様温暖な海域ですが、群れをなさず単独で泳ぎます。

用途

群れをなさないので、必然的に水揚げ量が少ないのですが、マグロとカツオの中間のような味わいは、非常に美味で刺し身などで食べられます。

マルソウダガツオ(宗田がつお)

見た目・生態

丸みを帯びた体型で、背中は黒く、腹部が白銀色のマルソウダは、地元土佐清水では「メジカ」と呼ばれています。カツオより小型で目がクリクリしているため、地元の小学生が「姫かつお」と名付け、ロングセラー「姫かつおスティック」が誕生しました。

用途

主に、日本料理に欠かせない鰹節(宗田節)として使用されます。深みとコクのある濃厚な出汁を取れますが、身も絶品です。高知では、メジカの幼魚「新子」と呼ばれ、8-9月のごく限られた時期のみ食べられる刺し身も人気です。

ヒラソウダカツオ

見た目・生態

名前の通り、マルソウダと比較すると平たい体型をしており、背中は黒く、腹部が白銀色。他のカツオと同様、温暖な海域に生息しています。

用途

漁獲量が少ないため、一般の生活者の食卓にあがることは少ないですが、味は非常に美味で、刺し身やタタキなどで食されます。

宗田がつおの特長

コクのある旨みと豊かな香り、
豊富なアミノ酸

宗田がつおには、アミノ酸の一種であるタウリンが鰹の3倍以上含まれています。タウリンには疲労回復効果や肝機能の改善効果があることが知られています。

また宗田がつおはタウリンの他にも、必須アミノ酸が多く含まれており、カルシウムや鉄分、ビタミンBやビタミンEも豊富で、美味しいのはもちろん栄養価も高い食材です。

タウリン含有量のグラフ。詳細は以下、宗田節1431mg 鰹節436g うなぎ35g 最も宗田節のタウリン含有量が多くなっています。高知県工業技術センター調べ

“出汁の王様” 宗田節

旨味が強く力強い出汁が出るため、日本料理に欠かせない宗田節の原料として昔から重宝されてきた宗田がつお。

うどんやそばの出汁、煮付けや吸い物、だし巻き卵などの味の決め手として使用されています。

土佐清水食品の「宗田だしドレッシング」は、おだしがしっかりきいた、香り高いドレッシングです。
ぜひ一度お試しください。

“出汁の王様” 宗田節

宗田がつおの旬

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宗田がつおの収穫量

宗田節の種類

「丸」と「割」

原魚の宗田がつおを一匹丸ごと節にする「丸」と片身ずつに割った上で燻して作る「割」があります。
丸は比較的あっさりした出汁が取れるため、関西で人気があります。割のほうが濃厚でコクのある出汁が出ます。

裸節(はだかぶし)/荒節(あらぶし)

宗田がつおを焙乾した(燻した)状態の鰹節です。
一匹丸ごと燻す「丸」と片身ずつに割った上で燻して作る「割」があります。
割のほうが濃厚でコクのある出汁が出ます。

枯節(かれぶし)

宗田がつおを燻すだけでなく、カビ付けをして熟成させたもの。
カビ付けと熟成により一層風味が増します。
関東で好まれる枯節は、手間ひまがかかるため製造期間は半年以上かかります。

宗田節の種類

宗田がつおと土佐清水

宗田がつお漁獲高日本一

土佐清水市の、宗田がつおの漁獲高は全国でトップ。
実に日本全体で水揚げされる宗田がつおの半数近くが土佐清水市で漁獲されています。

※2018年『全国ソウダガツオ類漁獲量ランキング』/農林水産省

宗田がつお漁獲高日本一

宗田節生産量日本一

土佐清水市は、宗田節の原料となる宗田がつおの漁獲高が全国トップであるだけではなく、宗田節の生産量も日本一。
生産量のシェアは全国の7割ほどにも及ぶ宗田節のまちです。

宗田節の生産を支えるのは、地元の熟練した職人たちですが、近年高齢化や宗田節の需要の減少などにより、苦しい状況にもあります。

宗田節生産量日本一

200年前にも日本一に選ばれた「清水節」

土佐清水市は、宗田節の原料となる宗田がつおの漁獲高が全国トップであるだけではなく、宗田節の生産量も日本一。
生産量のシェアは全国の7割ほどにも及ぶ宗田節のまちです。

宗田節の生産を支えるのは、地元の熟練した職人たちですが、近年高齢化や宗田節の需要の減少などにより、苦しい状況にもあります。

諸国鰹節番付表 文政5年(1822年) 土州 清水節

伝統のひき縄漁

土佐清水のメジカ漁は、宗田がつおを一匹ずつ竿で釣る伝統のひき縄漁です。

手間はかかりますが、群れごと一網打尽にする漁と比較して、魚体が傷つかず海洋資源に優しい漁法です。

ひき網漁の様子

地元でしか食べられない絶品「メジカの新子」とは

8〜9月のおよそ1ヶ月のごく短い期間しか食べることができない「メジカの新子」は、宗太がつおの幼魚のこと。

土佐清水では、このメジカの新子を「ぶしゅかん」という柑橘の汁をたっぷりかけて、お刺身でいただきます。

メジカの新子は痛みやすいため、この時期の地元でしか食べられない逸品。

メジカの親子

宗田がつおを使った商品

土佐清水食品では、宗田がつおの漁獲高日本一、宗田節生産量日本一の土佐清水市ならではの宗太がつおを使ったオリジナル商品を多数開発・販売しています。ここにしかない商品が多数ございますので、ぜひ一度お試しください。